水の家の人魚

水曜日の朝日新聞夕刊は美術・建築等のアート関連の情報が3面を占めますが、今日の夕刊のコラム「美の履歴書」で取り上げられていたのはウォーターハウスの『人魚』。
静岡駅前にあるという静岡市美術館で開催中の『ロイヤル・アカデミー展 ─ターナーからラファエル前派まで─』で展示されています。
このコラムでも紹介されていますが、漱石の『三四郎』で三四郎と美禰子が顔を近づけ画帖を見る場面の作品がウォーターハウス『人魚』であることは有名です。漱石はロセッティやミレイを中心とする「ラファエル前派」を作品のモチーフとしてたびたび登場させました。『草枕』でミレイの『人魚』に言及しているのもよく知られています。
2013年に東京藝術大学大学美術館で開催された「夏目漱石の美術世界展」(参考:はろるどさんのブログの「夏目漱石の美術世界展」)でも、この『人魚』は展示されていました。

『ロイヤル・アカデミー展 ─ターナーからラファエル前派まで─』は八王子の東京富士美術館で開催されていたものの巡回ですが、東京富士美術館には行けなかったので、静岡市美術館に観に行こうかな。行ったことのない静岡市美術館にも興味がありますので。

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