M.A.を巡る その6 そしてM.A.はつづく

「M.A.を巡る」最後の投稿です。

2021年4月9日朝日新聞夕刊の映画評「アンモナイトの目覚め」が眼に入り、
購入したものずっと読んでいなかった2003年11月発行の「メアリー・アニングの冒険」を読み、
先日「アンモナイトの目覚め」を見て、

今、
「アンモナイトの目覚め」に登場するM.A.に関連する人物に関する部分を「メアリー・アニングの冒険」で再読、
Helen Bushの「Mary Anning’s Treasures」(児童書向け伝記です)の訳書「海辺の宝もの」を購入し、読み始めました。

「そしてM.A.はつづく」(←イラン映画の巨匠の作品による)です。

M.A.を巡る その5 コレクター

M.A.(メアリー・アニング)を題材にした映画「アンモナイトの目覚め」を知った時、

随分前に、やはりM.A.を題材にした映画「フランス軍中尉の女」があったので、「え?、何で今また、M.A.(メアリー・アニング)を題材にした映画?」と思った

と、4日前の投稿「M.A.を巡る その1」に書いたのですが、(「フランス軍中尉の女」が上映された時も、「メアリー・アニングの冒険」が出版された時も)「フランス軍中尉の女」自体には興味はなかったのですよね。実際、「フランス軍中尉の女」は見ていないのです。

「メアリー・アニング冒険」中で「フランス軍中尉の女」に関して、

メアリー・アニングはこれまでに詩、童話、児童小説(数種)、小説(数種)、漫画、ダンス、演劇、RBC制作のテレビドラマなどの作品に、さまざまな形で取り上げられている。そのなかで最大の収穫といえば小説『コレクター』、『魔術師』などで知られる現代イギリスの作家ジョン・R・ファウルズ(John Robert Fowles 1926-)による小説家だろう。
・・・・(中略)・・・・
この小説は1980年に映画化された。

と記載にされています。
(*)「メアリー・アニングの冒険」が出版されたのは2003年でファウルズは2005年に亡くなっています。

映画「フランス軍中尉の女」って、映画『コレクター』と同じ作者の小説を基にしていたんだ。

記憶は変貌す。
映画「コレクター」が上映された当時にこの映画に興味を持ち、原作「コレクター」を読んだ後に映画を見ようと思ったと記憶していたのですが、映画「コレクター」が上映されたのは1965年のようで、自分の年齢に合っていませんね。

コレクター、結局(まだ)、小説も読まず(というか原作者の名前も覚えておらず)、映画も見ずなのです。

M.A.を巡る その4 M.A.をAmazonで検索する

みっつ前の投稿「M.A.を巡る その1」で、映画「アンモナイトの目覚め」に対して、
「え?、何で今また、M.A.(メアリー・アニング)を題材にした映画?」
と思ったと書きました。

「古生物学に詳しい人位しか知らない筈のメアリー・アニングを題材にした映画が何で今また?」って、思ったからなのですが。

Amazonで「mary anning」で検索すると、Mary Anningに関する英語の書籍って多いんですね。子供向けの伝記・絵本(と思えるもの)も多いですね。
さらに、Amazonで「メアリー・アニング」と日本語で検索すると、子供向けの伝記・絵本も多く翻訳出版されているんですね。

「最近の伝記に取り上げられる人ってどんな人?」
「こどもの本 on the web」の「さがしています、こんな本」というコーナーに
質問:姪へのプレゼントを選びに書店の児童書コーナーに行きました。伝記の棚に並んでいる本で取り上げられている人々は、自分が小学生だった頃の「偉人」とはずいぶん変わっているんだなとおもしろく感じました。最近の伝記について教えてください。
回答:、なるほどね。メアリー・アニングもいますね。

ここからは脱線
Amazonで「メアリー・アニング」と日本語で検索すると何故か「ザリガニの鳴くところ」がリストアップされる(2021年5月4日段階)のですが、その理由は「ザリガニの鳴くところ」に対するカスタムレビューにありですね(多分)。

M.A.を巡る その3 フィルポット軟膏 あるいは 見てから読んだ

映画「アンモナイトの目覚め」を見ていたら、M.A.(メアリー・アニング)が近隣の女性から軟膏薬を購入するシーンがあり、この女性ってM.A.が親しくしていたあの姉妹のひとりかなと思っていたら、軟膏薬の名称が貼った瓶が写り、日本語字幕に「フィルポット軟膏」と出ました。
オリジナルの(英語版の)映画を見る人は(当然字幕が無いから)、この軟膏薬のラベルから、この女性が誰だか(わかる人は)わかるという訳かなと思ったのですが・・・。

(映画を見る前に読んだ)「メアリー・アニングの冒険」でフィルポット姉妹について記述の部分に軟膏の事って書いてあったのかなと思い、帰宅してから確認したら、ライムの住人セレナ・ハレット嬢のフィルポット姉妹の回想として、

・・・(前略)・・・あの方たちは非常に心優しく、貧しい人々に親切なレディでした。お二人を有名にしたもののひとつは、それを求めに訪れるあらゆる人のために用意された自家製の軟膏でした。それはどんな種類の怪我にも効いたし、とても多くの申し込みを受けていました。・・・(後略)・・・

記述されていました。
(*)上の引用中で「お二人」とありますが、フィルポット姉妹は三姉妹で、この回想は姉妹のうちの一人が既に亡くなっていた時の回想のようです。

M.A.を巡る その2 世界を変えた・・・

womeninscience
womeninscience

行きつけの書店の児童書コーナーで「きたやまようこ」の本を渉猟していた時(記憶が定かではないのですが2年程前かな)、眼に入ってきた「世界を変えた50人の女性科学者たち」(原題:Women in Sciense – 50 fearless pioneers who changed the world)。

メアリー・アニング
メアリー・アニング

購入して家で見たら、この本で取り上げられている50人は生誕年の順に一人ずつ見開き2頁で解説されています。

M.A.は「メアリー・アニング(化石コレクター・古生物学者 1799-1899)」として4番目に紹介されています。

ひとつ前の投稿で、映画「アンモナイトの目覚め」の新聞記事を契機に「メアリー・アミングの冒険」を読み始めたように書いていますが、「世界を変えた50人の女性科学者たち」にメアリー・アニングが取り上げられているのを「発見」して、長い間未読だった「メアリー・アミングの冒険」を読もうと思っていたのです。

M.A.を巡る その1 Ammonite 読んでから見るか、見てから読むか

朝日新聞夕刊では週1回、1頁裏表全体が映画情報(映画評・映画動員ランキング等)の日があります(現在は金曜日かな)。
映画評を「見たい映画」の参考にする派と映画評という先入観に影響されるのを避ける等で、まだ見ていない映画の映画評は読まない派と二分すると、私は後者ですね。
ですが、2021年4月9日の「プレミアシート」というコラムで取り上げられている映画「アンモナイトの目覚め」の書き出し

メアリー・アニング・・・

が眼に入りました。

「え?、何で今また、M.A.(メアリー・アニング)を題材にした映画?」。
「何で今また」と思うのは、・・・
やはりM.A.を題材にした映画「フランス軍中尉の女」があり、「この映画っていつ上映されたんだろう、この映画の存在すら知らない人も多いよね、きっと」と思うからです。

と書いたものの、「フランス軍中尉の女」は見ていませんし、「フランス軍中尉の女」がM.A.に関係しているのは、「メアリー・アニングの冒険」という本の腰巻(帯)によって知ったのですよね。
腰巻に釣られて買ったものの「メアリー・アニングの冒険」も読んでいなかったのです。
ちなみに検索してみると、
フランス軍中尉の女:1981年公開
メアリー・アニングの冒険:2003年発行

先日、「メアリー・アニングの冒険」を読んだ後、「アンモナイトの目覚め」(原題:Ammonite)見てきました。

de ja min(眠)

岩波ホールで上映されている現代チベット映画特集、2021年3月13日〜4月2日の3週間で7作品が上映されています。
昨日はソンタルジャ監督の「陽に灼けた道」を見たのですが、午後1時から始まるこの映画を見ていると(、昼食は軽食(サンドイッチ&こし餡パン)にしたにもかかわらず、)すごい睡魔に襲われました。
午前中に別の映画館で既に1本映画を観ており、前夜も夜更かししていますしね。

睡魔に襲われながら、「この映画、見たことあるかも(、しかもその時も睡魔に襲われた記憶が・・・)」と思い始め、上映終了後、岩波ホールのWEBサイトで確認すると、作品の概要紹介で

『陽に灼けた道』<劇場未公開>
2010年|89分|カラー 劇場未公開ソンタルジャ監督デビュー作。
・・・(中略)・・・
映像で物語るソンタルジャ監督の個性が強く表れた、荒々しくも才気あふれる必見作。[福岡市総合図書館所蔵作品]

とあります。

「福岡市総合図書館所蔵」・・・、ということは(アジアンフォーカス)福岡国際映画で上映された作品・・・。

やはり、既に観ていたのですが、あの時も睡魔に襲われた記憶が・・・。

乙巳の変 大化の改新 いつから

繁田信一の「小野篁 その生涯と伝説」を読んでいたら、「第六章 小野氏の先人達」で小野篁の先人の小野毛人(おののえみし)について記した箇所で以下のような記述がありました。

・・・(前略)・・・毛人の場合、その世代からして、かつては「大化の改新」と呼ばれて今は「乙巳の変」と呼ばれる政変に遭遇したうえに、所謂「壬申の乱」にも巻き込まれたはずであり、・・・(後略)・・・

「乙巳の変 大化の改新 いつから」で検索しました。
昔、「むしごや(虫小屋)も改新」の語呂合わせで覚えた、645年の出来事も今は「乙巳の変」って言うのですね。

中学生世代や高校生世代の子供や孫をお持ちの方にとっては、よく知られた事なのかも・・・

逆引きH.P. 癒者のいろは

ハリー・ポッターの邦訳本、訳者は松岡祐子さんですが、「原文はどんな表現なんだろう?」と気になる箇所が所々にあり、Harry Potter本に当って見るのが楽しい。

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の第5章「ヌラーがべっとり」を読んでいたら、ウィーズリー家のフレッド&ジョージが作成した(悪戯)望遠鏡にパンチを貰ったハーマイオニーの目の周りの痣をウィーズリーおばさんが治そうする場面がありました。

「どうやっても取れないわ」
ウィーズリーおばさんが心配そうに言った。おばさんはハーマイオニーのそばにたち、片手に杖を持ち、もう片方には『癒者のいろは』を持って、「切り傷、すり傷、打撲症」のページを開けていた。

ここで気になったのは太字になって韻を踏んでいる「癒者のいろは」の原文。
原書でイタリック体になっている部分は日本語訳書では太字になっています。
原文では、「The Healer’s Helpmate」でした。

逆引きH.P. おったまげー

ハリー・ポッターの邦訳本、訳者は松岡祐子さんですが、「原文はどんな表現なんだろう?」と気になる箇所が所々にあり、Harry Potter本に当って見るのが楽しい。

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の第5章「ヌラーがべっとり」を読んでいたら、新学期にハリーがダンブルドアの個人授業を受ける事になった事をロンとハーマイオニーに告げる場面でこんな会話がありました。

「ダンブルドアって言えば、今学期、僕に個人教授してくれるんだってさ」
ハリーがなにげなく言った。
ロンはトーストにむせ、ハーマイオニーは息をのんだ。
(中略)
「おったまげー・・・・・・ダンブルドアの個人教授!」ロンは感心したように言った。

「おったまげー」って表現が流行った時があったような。原文はblimeyでした。