パスポート 隣県

平成3年(1991年)のサントリー学芸賞を受賞した鹿島茂の「馬車が買いたい!」を読んでいます(1990年発行のこの本を今頃、読んでいるのです)。
ちょうど今読んだ第4章のタイトルは「市門とパスポート ー 城壁都市パリ」。19世期に乗合馬車で地方からパリに上京した際に、パリ市門にある入市税関で入市関税の徴収とパスポートのチェックがあったことが書かれています。

以下、パスポートについての記述をこの本から引用します。

・・・ただ国内を旅行しているだけなのにパスポートを要求されているのである。『19世紀ラルース百科事典』でパスポートの項目を引くと、登録された居住地を離れ国内もしくは国外を旅行しようと思うものは・・・(中略)・・・パスポートの交付を受けなければならない。・・・19世紀には隣の郡や県はもう外国だったのである。・・・・(中略)・・・この制度は・・・・(中略)・・・おそらく革命政府がスパイを防止するため考え出した方策なのだろう。・・・

2020年5月23日の日本、緊急事態宣言は解除するが、県をまたいだ移動によるウィルス感染の回避と社会経済活動の両立を目指す。

エコーロケーション を YouTube で 識る

随分前に購入したものの(多分)途中までしか読んでいなかったオリヴァー・サックスの「心の視力」(奥付を見たら2011年11月発行の本でした)を昨年(2019年)末にようやく読み終えました。

この本で以下のような反響定位(エコーロケーション)について知りました。

ベン・アンダーウッドは、口で定期的に舌打ち音を発して、その結果近くの物から返ってくる反響を正確に読みとるという、イルカに似た驚異的な戦略を開発した。彼はこの方法でとてもうまく世の中を動き回れるので、野外スポーツやチェスもすることができた。

舌打ち(tongue clicks)によるエコーロケーションについて、YouTube(英語ですが)で識ることができます。

舌打ち(tongue clicks)によるエコーロケーションって教えられる/学べるんですね。

Wolfgang’s Stahrl その10(最後) 惟喬親王

Wolfgang’s Stahrlを題材にしたstarling(ホシムクドリ)に関する本がらみの投稿も今回で最後。最後はちょっと脱線してムクドリつながりで、日本のムクドリ絡みの投稿です。

そもそも、ムクドリは漢字で書くと椋鳥です。まずは「椋」って漢字について検索すると。「椋」ってオグラ(小椋)の「クラ」って読み方もありますよね。澁澤龍彦の遺作は「高岳親王航海記」ですが、その後に書こう構想を練っていたのが木地師(及び木地師の祖という伝説のある惟喬(これたか)親王)を題材にしたものというのは、澁澤好きにはよく知られた話ですが、「小椋」姓が木地師に関連していることを初めて知りました。

参考:

アイスランド 噴火 天明の大飢饉

天明の大飢饉に1783年に起きた浅間山の大噴火が影響していることはよく知られていますが、浅間山の噴火と同時期に起きたアイスランドのラキ火山の噴火の影響の可能性もあると言われている・・・ようです。

参考

この二人はあやしい 龍 & 朔

昨年末に読んだ松田奈緒子の「えへん、龍之介」、描かれている芥川龍之介と萩原朔太郎の交流に興味が湧いたのですが、前橋文学館で「この二人はあやしい」という龍之介と朔太郎のアフォリズムに焦点を当てた企画展が開催されていることを知り、今日行ってきました。

とは言え、芥川は好きな作家で、大学時代、当時出版されていた角川文庫や岩波文庫の芥川を殆ど読んでいるのですが、詩に関しては朔太郎に限らず、殆ど読んでいないのです。

展示は清家雪子の『月に吠えらんねえ』の複製原画等、なかなか面白い内容でした。前橋に来たのは初めてですが、前橋にも興味が湧きました

芥川と言えば、片山廣子の「新編 燈火節」を持っているのですが、これも読んでいないのです。

イミズスタンを知らなんだ

大分前に渋谷のイメージフォーラムで『あの娘と自転車に乗って』や『明かりを灯す人』を見て以来、国名が「スタン」で終わる中央アジアの国々、特にウズベキスタンやカザフスタンのような大国ではなくて、トルクメニスタン、キルギスタン、タジキスタンのように日本にあまり知られていない国にすごく興味があるのですが、イミズスタンは知らなんだ。

Bunkamura ザ・ミュージアムに行った際には必ず立ち寄るNadiff Modernで見つけたSPECTATOR VOL.40「カレー・カルチャー」で知りました。もっとも「イミズスタン」は中央アジアとは関係なく、インド・ネパール・パキスタンと関係しているようですが。

ちなみに、今回のNadiff Modernは12月9日に渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムでオットー・ネーベル展に行った後に立ち寄りました。

忘れないようにSPECTATORで紹介されていた「やみちゃんのブログサイト」をリンクしておこう。

太田市美術館・図書館

群馬県太田市に美術館と図書館からなる複合施設「太田市美術館・図書館」が4月1日にオープンすることを知りました。
図書館の目玉は世界60カ国あまりで出版された1万冊を超える絵本や児童書と、9000冊のアートブックそうです。

「おおた まちじゅう図書館」という取り組みは既にスタートしているようです。

太田市内の商店や事務所、個人宅にある本で、小さな図書館をつくりました。 各館長のお気に入りの本、思い入れのある本が置いてあります。
まちを訪れた人やまちに暮らす人が自由に手に取り、館長との会話を楽しむ「ふれあい」の図書館です。
おおたで「本」と「出会い」と「まち歩き」を楽しんでください。