偏愛美術展2021

個人的に是非行きたい今年(2021年)の美術展です。

白菜と大根の日々

1週間前位に近所の方に大根と大きな白菜を戴きました。という事で白菜の日々です(まだ大根に達していません)。
この記事、カテゴリーが「たまにはART」でもあるのは、あの有名な陶芸家の「キャベツの日々」を真似したタイトルにしたからなのです。

鼎談展

昨日(2020年12月26日)、横浜美術館で開催されているトライアローグ展に行ってきました。
横浜美術館、愛知県美術館、富山県美術館の現代美術コレクションにより、20世紀西洋美術の歴史を振り返るものですが、現代美術好きには面白いものでした。
横浜美術館は本展を最後に、大規模改修工事のため2年を超える長期休館に入るそうで、横浜美術館(のコレクション)好きの私としては、改修後を期待というところです。

トライアローグ展は以下のように巡回するようです。

  • 愛知県美術館
    会期:2021年4月23日~6月27日 ※予定
  • 富山県美術館
    会期:2021年11月20日~2022年1月16日 ※予定

水家 漱石 清方 太郎

ひとつ前の投稿でウォーターハウスに関する記事を書きましたが、ウォーターハウスには「人魚」と題する作品があります。夏目漱石の「三四郎」で三四郎が美禰子と一緒に人魚の絵を見る場面がありますが、この人魚はウォーターハウスの「人魚」からインスパイアされたと言われています。漱石は「坊ちゃん」の中でターナーの絵も題材にしています。ターナーもウォーターハウスも漱石のロンドン留学中に実際に作品を見たと言われていますが、ターナーは漱石から見たら一世代前の画家ですが、ラファエル前派は漱石にとっては同時代の絵画として作品に遭遇していたのでしょう。
ラファエル前派や象徴派の絵画にはセイレーンを題材にした作品がありますが、鏑木清方の「妖魚」はこれらの影響を受けていると言われていますね。
「実際、生没年はどんな感じだったのだろう」と言うことで、(漱石と同時代にドイツに留学した鴎外、鏑木清方の「妖魚」の所有者であった福富太郎も含めて)並べてみました。

  • ターナー 1775年 – 1851年
  • ウォーターハウス 1849年 – 1917年
  • 森鴎外 1862年 – 1922年
  • 夏目漱石 1867年 – 1916年
  • 鏑木清方 1878年 – 1972年
  • 福富太郎 1931年 – 2018年

マンチェスター市立美術館 ヒュラス

ブレイディみかこの「ブロークン・ブリテンに聞け」の「#芸術がウザくなるとき」というタイトルの(「群像」2028年4月号に掲載された)文章が面白い。

この記事は2018年初にラファエル前派絵画のコレクションで有名なマンチェスター市立美術館でウォーターハウスの「ヒュラスとニンフたち」が唐突に一時撤去され世論が炎上した件に言及したものですが、この私の投稿は記事の主題とは全く関係なく、「お恥ずかしながら、マンチェスター市立美術館ってラファエル前派絵画のコレクションで有名なことを知りませんでした。行ってみたい(そもそもイングランドには2009年にロンドンに行ったことしかないのです)。」

I met the cosmic dog again. (宇宙犬にまた逢えた)

大学時代、寄り道して竹橋の国立近代美術館に行くのが好きでした。当時はコレクションとして、(my favoriteとして)以下のような作品が展示されていました。

  • 古賀春江  海
  • 北脇昇   空港
  • 高松次郎  影
  • 福田平八郎 雨

そんな展示の中で一番好きだったのが「須田国太郎 犬」。須田国太郎の作品は「犬」または「法観寺塔婆」が展示されていましたが(記憶が定かではないので、両作品が共に展示されていたかもしれません)、特に好きだったのが「犬」。赤い目をしたこの「犬」を勝手に「宇宙犬」と呼んでいました。

ですが、時は流れ、展示される作品も変わり、この作品は展示されていません。

「この作品はもう見られないかも」と思っていたのですが、なんと京都市京セラ美術館で開催中の「京都の美術 250年の夢 第1部~第3部 総集編」(の「第3部 戦後から現代へ:未来への挑戦」−「洋画 1940年代-1970年代」)で『宇宙犬』に逢えたのです。

2020/10/24 追記
この記事の冒頭で国立近代美術館によく行っていた頃に展示されていた作品を揚げていますが、my favoriteでありませんが、いつ見ても強烈な印象を受けた萬鉄五郎のあの作品も展示されていました。あの作品のタイトルが「Nude Beauty(裸体美人)」だったのを今知りました。
萬鉄五郎のあの作品を思い出したのは、2019年春に府中市美術館で開催されて「へそまがり 日本美術」と名付けられた展覧会の公式図録を今見ていて、フォービズムの記述に萬鉄五郎が出てきていたからなのですが、この展覧会で展示されていた萬鉄五郎「仁丹とガス灯」(岩手県立美術館所蔵)も面白い。(「萬鉄五郎 仁丹とガス灯」で検索してね)
萬鉄五郎って今の岩手県立花巻市の出身なのですね。花巻市には萬鉄五郎記念美術館があるのを今知りました。

アリス・B・トクラスの自伝

ガートルード・スタインの「アリス・B・トクラスの自伝」を読み始めました。すごく面白い(まだ、ほんのちょっとしか読んでいないので「すごく面白そう」)
この本も昨年(2019年)末に読んだ原田マハの「楽園のキャンバス」の参考文献にリストアップされていた本で、自分が読んでいるのは、「日本の古本屋」で入手した筑摩叢書版(1981年発行)です。最初の筑摩書房版は1971年に発行されたようですが、今調べたら、1971年はまだピカソも生きていたのですよね。

ミイラにダンスは踊れるか

トマス・ホーヴィングの「ミイラにダンスを踊らせて」を読み始めたのですが、これが面白い。と言っても、まだ4章しか読んでいないのですが。
トマス・ホーヴィングはメット(メトロポリタン美術館)の第7代館長(1967年就任)です。

この本、昨年(2019年)末に読んだ原田マハの「楽園のキャンバス」の参考文献にリストアップされていた本で、今読んでいる邦訳本は1994年発行、訳者あとがきも含めて566頁、21章からなります。(当時の消費税率で)税込で3200円ですが、今は古書でしか入手できません(Amazonから古書で配送料も含め1500円で購入しました)。

本の帯によると(入手した古書は帯つきでした)

美術館の運営もGMの経営も変わりはない!
沈滞しきったメットをアメリカ最大の美術館に仕立て上げた元館長が語る興味つきない回想録

MoMASのミュージアムショップに行く

先日(1月7日)にMoMAS(埼玉県立近代美術館)で開催されている「ニューヨーク・アートシーン-ロスコ、ウォーホルから草間彌生、バスキアまで-滋賀県立近代美術館コレクションを中心に」と言う展覧会に行ってきました。展示が前期・後期で異なっていて、前期の展示には昨年の11月に行き、1月7日は後期の展示に行った次第です。
埼玉県立近代美術館のミュジーアム・ショップはスペース的には小さいのですが、個人的には好きなのです。このミュジーアム・ショップ売っているものの構成は(私個人の独断ですが)

  • 開催されている企画展に関係するもの
  • 埼玉県立近代美術館のコレクションな関係するもの
  • このミュジーアム・ショップ独自の品揃え

1月7日にショップを覗いた際には、今回の企画展に関係するものとして、杉本博司の著作が3冊並んでいて、タイトルに惹かれ「苔のむすまで」(2005年発売された本です)を購入しました。杉本博司の著作は読んだ事がなかったのですが、この本がso interestingで、7日に購入しなかった2冊も「ズバリ! too interesting not to buy  に違いないでしょう!」(丸尾君のマネです)と言う事で、今日は残りの2冊(「アートの起源」「現な像(うつつなぞう)」でした)をgetする為(だけ)にMoMAS(北浦和)に行ってしまいした。