54分の謎

テレビのミニ番組で面白い番組を探すのが楽しみ。ミニ番組があるのも1時間枠のテレビ番組が54分で終わるから。これは番組の後に5分位のミニ番組を入れたいからと思っていました。でも何故55分でなく、54分なのでしょう。「池上彰教授の東工大講義」を読んでいたら、「視聴者が変える21世紀のテレビ」という章にその理由が書いてありました。

民放のCMでは、番組の放映時間の量によってCMの放映時間量に基準を設けているそうです。具体的には番組の放映時間に対して、CMの放映時間は以下のような基準になります。

  • 番組の放映時間が5分以内なら、CMは1分
  • 番組の放映時間が5分を超えて10分以内なら、CMは2分
  • 番組の放映時間が10分を超えて20分以内なら、CMは2分30秒
  • 番組の放映時間が20分を超えて30分以内なら、CMは3分
  • 上と同様なので、ちょっと省略
  • 番組の放映時間が50分を超えて60分以内なら、CMは6分

さて、60分を55分の番組と5分の番組に分けたらどうでしょう。

  • 55分の番組は50分を超えているから、CMは6分
  • 5分の番組はCMは1分

合計でCMは7分になります。

それでは、60分を54分の番組と6分の番組に分けたらどうでしょう。

  • 54分の番組は50分を超えているから、CMは6分
  • 6分の番組は5分を超えているから、CMは2分

合計でCMは8分になります。結局の所、60分の番組を54分と6分に分けるとCMが2分増えます。

知らなかった。54分にも理由があるんですね。

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