江戸むらさき

いっとき、歌川国芳の『東都 三ツ又の図』の中の櫓がスカイツリーを予知しているようだと話題になりました。『没後150年歌川国芳展』で実際の作品を見た方も多いと思います。

スカイツリーといえば、「粋」を表す淡い青と「雅」を表す江戸紫が交互にライトアップに使われるということも、一時話題になりましたね。(参考:『パステルカラー安井けい子の色iroカラフルコラム!』より『東京スカイツリー「粋」の青、「雅」の江戸紫と金色の光。』)

ところで、江戸紫と国芳といえば、『没後150年歌川国芳展』で『流好御染物帳 江戸紫』という作品も展示されていました。この展覧会では『流好御染物帳』シリーズとして『流好御染物帳 柳葉御納戸』と『流好御染物帳 江戸紫』の2作品が展示されており、カタログによると、このシリーズでは他に「子持ちあられ」「深川鼠」「利久茶」が確認されているそうです。

「柳葉御納戸」、「江戸紫」、「深川鼠」、「利久茶」というような色の違いを浮世絵で楽しんでいたのですよね、江戸の庶民は。(ところで「子持ちあられ」ってどんな色&図案なのでしょうか?)

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