M.A.を巡る その3 フィルポット軟膏 あるいは 見てから読んだ
映画「アンモナイトの目覚め」を見ていたら、M.A.(メアリー・アニング)が近隣の女性から軟膏薬を購入するシーンがあり、この女性ってM.A.が親しくしていたあの姉妹のひとりかなと思っていたら、軟膏薬の名称が貼った瓶が写り、日本語字幕に「フィルポット軟膏」と出ました。
オリジナルの(英語版の)映画を見る人は(当然字幕が無いから)、この軟膏薬のラベルから、この女性が誰だか(わかる人は)わかるという訳かなと思ったのですが・・・。
(映画を見る前に読んだ)「メアリー・アニングの冒険」でフィルポット姉妹について記述の部分に軟膏の事って書いてあったのかなと思い、帰宅してから確認したら、ライムの住人セレナ・ハレット嬢のフィルポット姉妹の回想として、
・・・(前略)・・・あの方たちは非常に心優しく、貧しい人々に親切なレディでした。お二人を有名にしたもののひとつは、それを求めに訪れるあらゆる人のために用意された自家製の軟膏でした。それはどんな種類の怪我にも効いたし、とても多くの申し込みを受けていました。・・・(後略)・・・
記述されていました。
(*)上の引用中で「お二人」とありますが、フィルポット姉妹は三姉妹で、この回想は姉妹のうちの一人が既に亡くなっていた時の回想のようです。