米原万里展
市川市の芳澤ガーデンギャラリーで開催されている米原万里展に行ってきました。
今回初めて知ったのですが、万里さんの著作は韓国でも翻訳出版されています。
韓国で翻訳出版されている本(今回の出品目録による)
- 不実な美女か貞淑な醜女か(★)
- 魔女の1ダース
- 嘘つきアーニャの真っ赤な真実(★)
- ヒトのオスは飼わないの?(★)
- 旅行者の朝食
- オリガ・モリソヴナの反語法(★)
- 必笑小咄のテクニック
- 他諺の空似
- 打ちのめされるようなすごい本
- 心臓に毛が生えている理由
★印は私が特に好きな本
今回、万里さんの全著作が展示されていたのですが、『他諺の空似』の解説に
エッセイストとしての米原万里は、彼女の読者ならよくご存知のように、七つの武器を駆使した。それらを列挙すれば、
- 切れ味のいい小咄
- 爆笑哄笑ものの下ネタ話
- 鋭く深い政治批判
- ヨーロッパ史とロシア史についての底知れぬ蘊蓄
- プラハでの少女時代の体験
- 同時通訳時代の経験
- おびただしい数の諺のつるべうち
とありましたが、全くこのとおりで、多分、慧眼を持った韓国のかたが万里さんの著作のすばらしさを感じ、多くの方にも読んで貰いたくて、翻訳出版されたのでしょう。