宝誌和尚立像 宇治拾遺 バルト

京都国立博物館で展示されている宝誌和尚立像(ほうしおしょうりゅうぞう)、なんとも言えない人を惹きつける魅力がありますね。この像は、2006年に国立博物館で開催された『仏像 一木にこめられた祈り』で見ていますが、京都国立博物館の平成知新館に行けば、じっくり見られるのですね。

宇治拾遺物語巻九の二に『宝誌和尚影の事』という話があること、ロラン・バルトの『表徴の帝国』(ちくま学芸文庫版)の表紙に宝誌和尚立像の写真が使われていることは今回初めて知りました。宇治拾遺物語は岩波古典文学全集で読んでいるので、随分前から宝誌和尚のことは知っていたことになりますね。『表徴の帝国』はちくま学芸文庫版より古い函入りのものを随分昔に買っていますが、こちらはまだ読んでいません。

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