クビアカモモブトホソカミキリ
福岡伸一の『できそこないの男たち』は面白い本で、amazonの内容紹介によると
地球が誕生したのが46億年前。そこから最初の生命が発生するまでにおよそ10億年が経過した。そして生命が現れてからさらに10億年、この間、生物の性は単一で、すべてがメスだった。
(本文より)
<生命の基本仕様>----それは女である。
本来、すべての生物はまずメスとして発生する。
メスは太くて強い縦糸であり、オスは、メスの系譜を時々橋渡しし、細い横糸の役割を果たす「使い走り」に過ぎない----。分子生物学が明らかにした、男を男たらしめる「秘密の鍵」。SRY遺伝子の発見をめぐる、研究者たちの白熱したレースと駆け引きの息吹を伝えながら≪女と男≫の≪本当の関係≫に迫る、あざやかな考察。
ですが、クビアカモモブトホソカミキリはメスのみで単為生殖する世界唯一のカミキリだそうです。個体群全体がクローンというか同じDNA配列なのでしょうか?