チョコチョコアイス、筑紫恋し、それとも・・・

神奈川県逗子市のゆいちゃん(4歳の時)にはツクツクボウシはこう聞こえていたようです。

(『あのね 子どものつぶやき』(『朝日新聞の生活面のコラム「あのね」を文庫化した本)より)

公園で遊んでいると、「パパ チョコチョコアイスって 言ってるよ」 ツクツクボウシが鳴いていた。

ツクツクボウシは、1955年(昭和30年)埼玉県上尾市生まれの僕には、「オーシンツクツク、オーシンツクツク、・・・」に聞こえます。(というか、そう聞こえると刷り込まれたのでしょう)

ツクツクボウシは人・地域・時代によっていろいろに聞こえるようです。

昔の人は、さまざまな聞き方をしたようで、

筑紫(つくし)の人が、旅に出て、途中、病気で亡くなってしまいました。その魂が、セミになって、「筑紫恋し、筑紫恋し」と鳴く・・・という伝説もあるそうです。

「美し、佳し(うつくし、よし)」というロマンティックな聞き方も。

ネットで検索したら、驚いた事にラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の蝉のことを書いた文章には

・・・ツクツクボウシとも、チョコチョコウィスとも、ツクツクホウシとも呼ぱれて居る・・・

とあります。http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/cicada/hearn.html

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