ちくま文庫の中島敦全集2の中の「狼疾記」を読んでいたら・・・

今彼の読んでいるのは、フランツ・カフカという男の「窖」という小説である。
・・・・(中略)・・・・
此の作者は何時もこんな奇体な小説ばかり書く。

とありました。

窖(あなぐら)はふりがなで(あな)とありましたが、(今は)巣穴というタイトルで訳されているようです。

カフカ:(1883/7/3 - 1924/6/3)
中島敦:(1909/5/5 - 1942/12/4)

狼疾記の主人公は中島敦自身を仮託していると思うのですが、カフカも殆どリアルタイムで読んでいることにびっくり。

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