ルリア 『偉大な記憶力の物語ーある記憶術者の精神生活』
『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』を読んでいたら、記憶術の話題になり、アレクサンドル・ルリア(ロシアの神経学者)の名前が出てきました。ルリアについては、オリバー・サックスが著書の中でルリアの著作に言及していて知ったのだと思います。「こんな面白い本を書く人(サックスのことです)が言及するルリアの本を読んでみたい」と思ったのですが、その時はルリアの本は入手できませんでした。
今回あらためて、amazonでルリアの本を検索すると、『偉大な記憶力の物語−ある記憶術者の精神生活』が岩波現代文庫から出ていました。ちなみに1983年に総合出版から出版されたものはamazonの古書で、なんと17,613円からとなっていました。早速、amazonで購入してしまいました。勿論、岩波現代文庫のほうです。
最近、書店の心理学や脳科学のコーナーで共感覚に関する本を多く見かけますが、どうやら、ルリアの本が共感覚を扱っていることから、岩波現代文庫として復刻されたのではないでしょうか。
最後に、ルリアについて教えてくれたサックスについて、
オリバー・サックスを知らない読書好きのあなたへ:『妻を帽子とまちがえた男』、『火星の人類学者』面白いですよ。
最近、オリバー・サックスの本をチェックしていなかった自分自身へ:『音楽嗜好症(ミュージコフィリア)—脳神経科医と音楽に憑かれた人々』が去年の7月に出版されていました。買わなきゃ。