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ロンドンでKUNIYOSHI展を見たので、日本に帰ってきてから、前に買ってあって読んでいなかった『もっと知りたい歌川国芳―生涯と作品』を読みました。

このABC(アート・ビギナーズ・コレクション)シリーズは、タイトルどおり、アーティストの生涯と作品をわかりやすく解説してあり、好きなアーティストのものを読んで楽しんでいます。

このシリーズは巻末にアーティストの作品を所蔵する主な施設が一覧になっており、国芳の作品を見に行きたくなりました。

  • 東京国立博物館:国芳作品を484点を所蔵
  • 神戸市立博物館:洋風版画を中心に国芳作品を約270点を所蔵
  • 日本浮世絵博物館(長野県松本市):国芳作品については約1万点、ほとんどの作品を所蔵

見に行った時に所蔵されている作品のどれが公開されているかはお楽しみですね。

エキセントリックと形容されることが多い蕭白。事実、昨年の夏に東京国立博物館で開催された特別展「対決-巨匠たちの日本美術」では、エキセントリック蕭白の代表作『群仙図屏風』が展示され、見る人に強烈な印象を与えていました。

エキセントリックな面が強調される蕭白ですが、『無頼の画家 曾我蕭白』やアート・ビギナーズ・コレクション・シリーズの『もっと知りたい曾我蕭白―生涯と作品』を見ると大変な技巧派であることも良くわかります。

それにしても、円山応挙、伊藤若沖、曾我蕭白、長澤蘆雪、与謝蕪村、池大雅が同時代に活躍した18世紀京都、行ってみたい。

クリストバル・コロンのことは殆どの人が知っていると思いますが、コロンによる<新世界>発見後、入植したヨーロッパ植民者によって多くの先住民が虐殺されたことは世界史の授業でもほんの少し触れられるだけのような気がします。この先住民虐殺を糾弾し、彼らの生命と尊厳を守る闘いに半生を捧げたカトリック司教ラス・カサス。この『ラス・カサスの道』はカリブ中南米各地にラス・カサスの足跡を訪ね、ラテンアメリカの過去と現在を照射するノンフィクションです。と書いたもののラス・カサスについては全然知りませんでした。

この本を評するには余りにもカリブ中南米について知らな過ぎる。現在についても過去(歴史)についても。

『あきらめきれない教師たちのリアル ロンドン都市裏、公立小学校の日々』の原著タイトルは『Oranges and Lemons』で、訳者後記によると、

Oranges and Lemons』はロンドンっ子にはごくごく親しい伝承童謡から取られていて、これを見ただけで英国の人びとには、これがロンドンの子どもたちにかかわる書物であるとすぐさま思い当たるということ

だそうです。

この本の舞台となっているイーディス・ネヴィル小学校は、サマーズタウンという街区の真ん中あたりに位置し、生徒の4/5は家庭で英語以外の言語を話すという移民地域ですが、生徒の2/3に給食費保障の受給資格が与えられているという貧困地域でもあります。ベンガル語とソマリ語を話す子が多いようですが、アラビア語やその他のアフリカ系・ヨーロッパ系の言語を話す子もいます。ベンガル語はバングラデシュからの移民によって話され、1970年代に多くのアジア人が流入してきたようですが、近年ではソマリア、スーダン、セルビア等の難民が多いようです。

邦題は、このような地域で奮闘する教師たちがリアルに描かれていることによるようです。

この本を読むと、英国の教育制度の概要を掴む事ができますが、全国一斉学力テストや学校監査等、英国では近年教育の中央統制の強化が行われていて、日本と似ている点が多いなと感じました。(子の無い身の私には日本の教育に関しては語る資格がありませんが)

ただ日本と違うなと思ったのは、

  • 中央統制の強化の下においても各学校の独自性が強い
  • 移民の文化に配慮した教育がおこなわれている
  • 閉じた学校ではなく、地域コミュニティに役立つ学校をめざしている

等です。

イーディス・ネヴィル小学校の雰囲気は以下のサイトからも感じ取れます。

http://www.edithneville.camden.sch.uk/