ボストン美術館 日本美術の至宝
東京国立博物館の特別展『ボストン美術館 日本美術の至宝』、初日の今日に早速見に行きました。
何と言っても蕭白の作品がすばらしい。里帰りしている11点のそれぞれの画題に合わせた表現が面白いです。筆を使う事が少なくなっている現代人からみると、筆遣いの巧みさは驚異的で細密な描写から抽象画のような大胆な筆使いまで自由自在です。
蕭白以外では光琳の『松島図屏風』と『平治物語絵巻』が良かったですね。『松島図屏風』は実物を見ると琳派独特の絢爛さと抽象画のような図案(デザイン)に魅せられます。『平治物語絵巻』は躍動感あふれる描写に牛車の車輪、馬、公家の烏帽子の黒が印象的です。
この展覧会は以下の日程で開催されます。機会のある人は是非見にいかれると良いですよ、お薦めです。
- 東京国立博物館 平成館 〜6/10(日)
- 名古屋ボストン美術館 6/23(土)〜9/17(月)、9/29(土)〜12/9(日)
- 九州国立博物館 2013/1/1(火)〜3/17(日)
- 大阪市立美術館 2013/4/2(火)〜6/16(日)
ご存知かと思いますが、NHK BS「極上美の饗宴」で5/23からボストンの日本美術超傑作として放送されるようです。
情報ありがとうございます。知りませんでした。展覧会公式サイトの「関連番組・イベント」によると、5月6日9時のNHK日曜美術館でもとりあげられるようですね。