クラインガルテン
モーツァルトの名曲に『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』があります。ドイツ語のアイネ(Eine)は不定冠詞、ナハト(Nacht)は夜、ムジーク(Musik)は曲でそれぞれ、英語のa,night,musicにあたります。クライネ(kleine)は「小さな」という意味の形容詞(klein)の女性形なので『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』は日本語で「小夜曲」と訳されています。
では、クラインガルテンって何でしょう(ガルテンは英語のgardenです)。ドイツに発するクラインガルテンの詳細は、Wikipediaのクラインガルテンを参照戴くとして、ここでは山梨県の『甲斐敷島 梅の里クラインガルテン』のサイトの「クラインガルテンとは」から引用させて戴きます。
「クラインガルテン」とはドイツ語で「小さな庭」。都市の人々が気軽に楽しんでいる市民農園のことです。ヨーロッパの市民農園は、各区画で丹精こめて素敵 な庭や家庭菜園を作り、可愛い小屋を設けて自由なひとときを過ごす場所です。クラインガルテンは一つのクラブコミュニティーなので、皆が自由に使えるクラ ブハウスもあり、年間を通じて様々な行事が楽しめます。
何かとTPPが話題になり、「遊休農地を無くし、農地の大規模化を・・」とステレオタイプで言われることも多いですが、「クラインガルテン」の普及という方法もありますね。「小よく大を制す」かもしれませんよ。
『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』でこの記事を書き始めたら、グールドの『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』と『トルコ行進曲』が聴きたくなりました。