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Bunkamura ザ・ミュージアムで明日(10/25)まで開催の『ベルギー幻想美術館』に今日行ってきました。19世紀末のクノップフ、デルヴィル、アンソールらから20世紀のデルヴォー、マグリットまで展示されている作品は全て姫路市立美術館所蔵だそうです。そのコレクションにちょっとびっくり。

例によって鑑賞後にミュージアムショップ内で

  • もっと知りたい 世紀末ウィーンの美術
  • もっと知りたい クリムト 生涯と作品
  • エロスの美術と物語

ナディッフ(Bunkamura ザ・ミュージアムのすぐそばにある書店)で

  • Casa20009年11月号(知らないとはずかしい! 日本建築 美術・デザインの基礎知識3 戦国デザイン編
  • 文藝別冊 寺山修司の時代
  • フリードリヒへの旅
  • 今日はなぞなぞの日

を買ってしまいました。

はるか昔の大学時代には、山種美術館はまだ日本橋にあり、時々訪れたのですが、千代田区三番町に移ってからは殆ど行っていませんでした。その山種美術館が渋谷区広尾(JRまたは東京メトロ恵比寿駅より徒歩10分)に移転し、10月1日から新山種美術館としてオープンしました。

新美術館開館記念特別展として『速水御舟-日本画への挑戦-』(10/1(木)~11/29(日))が開催されています。

『もしタイムマシーンがあれば、いつごろのどこに行きたいですか?』、そう質問されたら、『平安時代の京都』と答えます。

王朝貴族が使用していた牛車が乾燥しないように、車をはずして川水に浸されているのを見てみたい。東京国立博物館で『片輪車蒔絵螺鈿手箱』を見てから、ずっとそう思っています。牛車が乾燥しないように、車をはずして川水に浸した様子を文様化した『片輪車文様』の最高傑作が『片輪車蒔絵螺鈿手箱』。

最近の私自身もそうですが、東京国立博物館へ行っても企画展だけ見て常設の展示を見ないで帰ってしまう。もったいない。

リンク:

THEハプスブルク(ハプスブルク展) が国立新美術館(六本木)で9/25(金)~12/14(月)開催されます。

ウィーン美術史美術館(オーストリア)とブダペスト国立西洋美術館(ハンガリー)の所蔵品からハプスブルク家ゆかりの絵画の75点に工芸品を加え計120点が展示されるようです。

澁澤龍彦が『幻想の肖像』で紹介しているデューラーの『若いヴェネツィア女性の肖像』(ウィーン美術史美術館)も展示されるようです。

ウィーン美術史美術館のユディット
ウィーン美術史美術館のユディット
シュトゥットガルト州立美術館のユディット
シュトゥットガルト州立美術館のユディット

2008年6月にウィーン美術史美術館を訪れた際、ルーカス・クラナッハのユディットを見ました。

ルーカス・クラナッハのユディットを知ったのは多分、澁澤龍彦の『幻想の肖像』によると思います。

最近『幻想の肖像』に紹介されている絵がどこにあるかを調べていたら、『幻想の肖像』のユディットはウィーン美術史美術館ではなく、シュトゥットガルト州立美術館所蔵とあります。

ちょっと見ると、全く同じように見えますが・・・。

ふたつのユディット?謎は深まるばかりです。

よくよく調べてみると、クラナッハには同じ題材に対し、多くのバリュエーションがあるケースがあるようです。例えば5月のロンドン旅行の際、ナショナルギャラリーで『Cupid complaining to Venus』という絵を見ましたが、蜂蜜を得る為に蜂の巣を盗もうとして、蜂に刺されるキューピッドと、クラナッハ独特の肢体をくねらせたヴィーナスをテーマとした絵は多くのバリュエーションがあるようです。

蜂に刺されるキューピッドとヴィーナスのバリュエーション

渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催の『奇想の王国 だまし絵展』に行ってきました。多くの面白い作品の中で観客をびっくりさせていたのが、パトリック・ヒューズの『水の都』という作品。

Bunkamura ザ・ミュージアムの『奇想の王国 だまし絵展』は8/16(日)までですが、連日21:00まで(入館は20:30まで )開館延長されています。お薦めです。絶対楽しめます。Bunkamura ザ・ミュージアムの後は兵庫県立美術館に巡回(8/26日(水)-11/3日(火))するようです。

ヴィットーレ・カルパッチョの『二人の娼婦』を初めて知ったのは、澁澤龍彦の『幻想の肖像』。『幻想の肖像』は昭和50年に大和書房から刊行されたもので、昭和45年1月から昭和47年12月まで、「婦人公論」の巻頭の口絵の解説として書かれたものを単行本としたものです。読書録によるとこの本を1982年に読んでいます。

『幻想の肖像』でこの絵について知ってから17年後の1999年に私はこの絵に再び会うことになります。須賀敦子の『地図のない道』に所収の『ザッテレの河岸で』です。

以下、『ザッテレの河岸で』からの引用です。

コルティジャーネ。・・・・日本語でふつう《高級娼婦》というおよそ詩的でない訳語があてられる。・・・・・・この言葉が娼婦を意味するようになったのは、十六世紀のイタリアの宮廷で美と才をもてはやされた、ある特殊な種類の女性たちに由来する。

この人たちを《ただの売春婦》と区別するために、日本語ではわざわざ《高級》という形容をつけるのだが、・・・・・・・

美術館のカタログには、・・・・意外な事実が記されていた。コルティジャーネと信じられ、そう呼ばれてきたこの絵の主人公は、じつはヴェネツィアの旧家の、ごくふつうの婦人たちだというのだ。

澁澤が『二人の娼婦』として紹介したカルパッチョの絵の中の二人の女性が娼婦でないということをこの時知りました。この絵は今では『二人のヴェネツィア婦人(高級娼婦)』とか『二人の宮廷女官』とか呼ばれるようです。

この絵に関する話はこれで終わりではありません。最近読んだ福岡伸一の『世界は分けてもわからない』で、この絵とポール・ゲッティ美術館の『ラグーナでの狩猟』とがもともと一枚の絵であることを知りました。ポール・ゲッティ美術館による様々な調査により、もともと一枚のこの二つの絵の背面には蝶番の跡があり、反対部分を構成する未発見の作品と合わせ、扉絵として制作された可能性が高いようです。

http://www.salvastyle.com/menu_renaissance/carpaccio_veneziane.html

『カルパッチョ』でググったら、Wikipediaの『カルパッチョ』
がトップに表示されました。

カルパッチョ(Carpaccio)は、生の牛ヒレ肉の薄切りにマヨネーズとマスタードを混ぜたソースを網の目状にかけたもの、または ... 日本においてはマグロを使用したマグロのカルパッチョが和洋折衷料理(洋食の日本風アレンジ)の代表例となっているが、 ...

検索したかったのは画家のカルパッチョなのですが、この検索結果トップのWikipediaの『カルパッチョ』を開いてみると、

カルパッチョ(Carpaccio)は、生の牛ヒレ肉の薄切りにマヨネーズとマスタードを混ぜたソースを網の目状にかけたもの、またはパルメザンチーズの薄切りとともにオリーブオイルをかけた料理である。
イタリア料理の一種で、ヴェネツィアのレストラン「ハリーズ・バー」(Harry's Bar)が考案した。イタリアの画家、ヴィットーレ・カルパッチョの名前を冠している。この料理の肉とソースの配色と彼の作品に赤と白の色遣いが特徴的なものが多いことからの連想に由来している。

とあります。

そうなんだ、料理の『カルパッチョ』は画家の『カルパッチョ』に由来しているんだ。知りませんでした。もっとも料理の『カルパッチョ』は知っていても、画家の『カルパッチョ』を知っている人は少ないかも。

なぜ、『(画家の)カルパッチョ』を検索したかは、別の投稿で。

東京西洋美術館で7/3(水)~9/23(水)に『ゴーギャン展』が開催されています。

ゴーギャン展ホームページ:http://www.gauguin2009.jp/index.html

ゴーギャンの最高傑作とも言われる『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』が日本初公開されます。

世田谷美術館では『メキシコ20世紀絵画展』が開催されています。(7/4~8/30)

フリーダ・カーロ《メダリオンをつけた自画像》他70点が展示されています。

世田谷美術館のホームページ:http://www.setagayaartmuseum.or.jp/index.html

世田谷美術館は砧公園内にあり、砧公園の環境も魅力的でお薦めの美術館です。

「四川リアリズム-30年を経て-」四川美術学院現代絵画展。

7月8日の朝日新聞夕刊の美・博ピックアップに掲載されていました。飯田橋駅近くの日中友好会館で7/25(土)~8/19(水)に開催されます。張暁剛(ジャン・シャオガン)他73点の作品が展示されるようです他73点の作品が展示されるようです。

張暁剛(ジャン・シャオガン)は『胡同(フートン)のひまわり』で初めて知ったのですが、『家族の肖像画』シリーズは見る人に強烈な印象を与えます。