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江戸後期の絵師、『葛飾応為(かつしかおうい)』を知っていますか。

葛飾北斎の三女阿栄(おえい)、父に倣って絵をよくし、画号を『応為』といいます。商家に嫁ぐも離婚。父のもとに帰った後も再婚せずに父親の仕事を手伝っていました。一説に寄ると画号の『応為』は当時流行していた「オーイ親父どの」という俗謡の一節から取ったとか。父に似た変わり者だとか、男まさりの豪傑肌だとか伝わっていますが、巨匠の父を敬愛し、絵師としての実力も相当のものだったようです。ただ、今日『応為』作と確かめられる作品はきわめて少なく、肉筆画と本の挿絵が数点、錦絵に至っては一枚も知られてないそうです。

本やネットで紹介されている代表作は

『吉原格子先の図』や『夜桜美人図』の光と陰の描写はまるで近代絵画です。実際に見てみたい。(まだ実物を見ていないのです。)

トーハク(東京国立博物館)で『新春特別展示 博物館に初もうで 美術のなかのうさぎと国々のお祝い切手』が1月30日まで行われています。『美術のなかのうさぎ』の作品のひとつとして、雪村の『鷹山水図屛風』が展示されています。うさぎがどこにいるか、わかりますか?

National Museum
東京国立博物館本館

トーハク(東京国立博物館)に行ってきました。本館リニューアル記念の特別公開ということで、光琳の風神雷神図屛風や北斎の冨嶽三十六景等の名品が展示されています。誰もが知っているそういう有名な作品は勿論ですが、普通に展示されているひとつひとつが本当に面白い。

ハンズオン体験コーナー
ハンズオン体験コーナー「北斎の冨士を作ろう!」

浮世絵は木版多色摺りという技法を使っていて、一枚の絵を完成させるために、色ごとに何枚もの版を使って絵や色を摺り重ねていきます。

ポストカード大の4色の樹脂版を使って、「北斎の冨士」を作るハンズオン体験コーナー「北斎の冨士を作ろう!」というのを行っていました

神奈川沖波裏
樹脂版4色刷りの神奈川沖波裏を作る

博物館を訪れていた外国人も多く参加していましたが、浮世絵が多色摺りでできている事を楽しみながら理解できたのではないでしょうか?

ところで、『見当をつける』とかで使う『見当』の語源って知っていますか?


7月に国立西洋美術館で開催されている『ナポリ・宮廷と美―カポディモンテ美術館展』を見にいった時に、常設展にも行きました。最近、その国立西洋美術館のサイトを訪れて知ったのですが、常設展の展示って写真撮影可なのですね。

iPhone/ iPod touch用アプリケーション“Touch the Museum”もリリースされているのですね。国立西洋美術館のニュースリリースによると

この“Touch the Museum”は、お手持ちのiPhone/iPod touch端末に事前にダウンロードしていただき、国立西洋美術館の常設展示室で実際にご利用いただくためのアプリケーションです。
いわゆる「音声ガイド」とは異なり、他の美術館に所蔵されている作品の画像や、NHKアーカイブスからの映像資料、さらに館長や研究員・建築史家による現場での解説などが収められています。指先で端末上の画像に触れることで、解説を視聴したい作品を容易にお選びいただけます。

無料のアプリなので早速、所有しているipod touchにインストールしてみると、インタフェースはルーブル美術館のiPhone/iPod touchアプリそのもの。でも本家ルーブルに比べると動作が重い感じですね。

国立西洋美術館の常設展のなかで好きな作品は

水木しげるについては、芸術新潮2010年8月号が特集(『水木しげる その美の特質』)していることを投稿しましたが、あのユリイカの9月号の特集も『水木しげる』でした。両特集とも読み始めたばっかりですが、面白い。

『ユリイカ』の『選べないけど、選んでみました』という(南伸坊、辛酸なめ子はじめ9名への)アンケートによると、

一番好きな水木作品

  • 河童の三平 4人
  • 日本の妖怪図鑑
  • 悪魔くん千年王国
  • 快感旅行
  • 古墳大秘記
  • その他(題名失念)

一番好きなキャラクター

  • 三平、河童、死神、たぬ吉
  • べとべとさん、タンコロリン、ぬっぺらぼう
  • ねずみ男
  • 一反木綿
  • 嵐勘寿郎(『地上絵の秘密』他に登場しているそうです)
  • ゲゲゲの鬼太郎
  • コケカキイキ
  • 死神
  • 出っ歯の登場人物

展覧会も開かれるようです。

  • 『水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展』 松屋銀座(8/11~8/23)  阪神百貨店梅田本店(8/25~8/31)
  • 『水木しげる・妖怪図鑑』 兵庫県立美術館(7/31~10/3)

携帯公式サイト ゲゲゲの妖怪村 も au(8/11から)、vodafone(8/1から)で配信されるようです。

何で知ったか記憶が定かでないのですが、ガリ版を使っての独特の趣がある版画作品があることを数年前に知りました。ガリ版を知っている人ならば、『あのガリ版を使ってこんな繊細な作品が』と誰もが思うようなものでしたが、誰の作品だったかは覚えていません。そもそもガリ版(謄写版)を知っている人は何歳位迄なのでしょう。昭和30年生まれの私にとってはガリ版と言えば小学生時代のテスト問題や学級通信です。

千葉県内の美術館で作品を展示していたと記憶しているので、2005年に佐倉美術館で展覧会があった福井良之助かも知れません。作品は実物でも図録でも見たことがないのですが是非見てみたい。

福井良之助のガリ版による版画のイメージは以下の『えみ丸』さんのサイトを参照下さい。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~itukamitaaoisora/Hukui.htm

藤田喬平について知りたくて、『千葉県立美術館』のホームページを見ていたら、以下の『千葉の県立博物館 デジタルミュージアム』というホームページがリンクされていました。千葉の各県立博物館のお薦めホームページのインデックスですが、各ホームページのデザイン・構成はそれなりですが、内容は結構面白いものがあります。

もともとの目的の藤田喬平の作品の情報は得られませんでしたが、千葉県には『千葉市美術館』もあって、それぞれ興味ある作品を所蔵しているので一度行ってみたいと思っています。

千葉市立美術館では6/27(日)まで『伊藤若冲 アナザーワールド』が開催されているので、この期間中に行くつもりです。

マネの有名な『草上の昼食』のなかに『鳥と蛙』が描かれていることを芸術新潮2010年5月号の『特集 ふしぎなマネ』で知りました。三菱一号館美術館開館記念展として開催されている『マネとモダン・パリ』展に因んだ特集ですが、なかなか面白い内容です。

下の『草上の昼食』の画像では、どこに『鳥と蛙』が描かれているか、知っている人でないとわからないですね。

草上の昼食
草上の昼食

オルセー美術館にある『草上の昼食』は208cm×264.5cmの大きさなので、注意深く見れば発見できるでしょう。

ところで昨年ロンドンのコートルード美術館に行ったのですが、そこにも『草上の昼食』がありました。粗いタッチなので習作だと思いますが、『何故ここに?』と思ってしまいました。『鳥と蛙』のことは知らなかったので、こちらの絵にも『鳥と蛙』がいるか確認しませんでした、残念。

オルセー美術館といえば、5/26(水)~8/16(月)国立新美術館で『オルセー美術館展2010』が開催されます。『モネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ルソーからナビ派まで傑作115点』だそうです。ポスト印象主義という視点で作品が展示されるようです。

パリ市立アル・サン・ピエール美術館にて3月24日(水)から来年の1月2日(日)まで「アール・ブリュット ジャポネ展」が開催されています。
アール・ブリュット(アウトサイダー・アート)とは美術の専門的な教育を受けていない人たちが自由な発想で手がけたアートのことです。
今回初めて知ったのですが、滋賀県社会福祉事業団の運営する「ボーダレス・アートミュージアムNO-MA」というミュージアムがあり、このNO-MAの協力のもと63名の日本人作家の作品が展示されているそうです。

残念ながら、この期間中にパリに行くことは多分なさそうですが、面白そう。

リンク:

週刊世界の美術館71『ベルギー王立美術館とアントワープ王立美術館』を読んでいたら、アントワープ王立美術館必見のフーケの『聖母子と天使たち』に左翼祭壇画(ベルリン美術館:『エティエンヌ・シュヴァリエと聖ステパノ』)があることを知りました。ベルリン美術館には行ったことがあるのですが、展示されていたのかな?今度、ベルリン美術館に行った時に見逃さないように投稿しておきます。

フーケの『聖母子と天使たち』についてはMARIのページ「聖母子と天使たち」を参照下さい。

エティエンヌ・シュヴァリエと聖ステパノ
エティエンヌ・シュヴァリエと聖ステパノ
聖母子と天使たち
聖母子と天使たち