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我が家の庭を訪れるひよどりを見るたびに鵯越という言葉(地名)が浮かび、『平家物語』に再度挑戦しようかなと思うのですが。(若い頃に岩波の日本古典文学大系と新日本古典文学大系のそれぞれで『平家物語』を読み始めるも、巻三の「足摺」のあたりで挫折し、鵯越が舞台となる巻九には遠く及びませんでした。)

鵯越と言えば、NHKの「ダーウィンが来た」で秋に北海道のひよどりが津軽海峡を渡って本州に移動する様子が1月に放送されたのですが、見逃してしまいました。(twoguitarさんのブログ「四季おりおり」の「ヒヨドリ集団の津軽海峡越え」を読むと見逃してしまったのが悔やまれます。)

農産物の食害や庭の花を喰い散らかすことで嫌われる事も多いひよどりですが、私は好きなんでよね。

平家物語と言えば、瀬川康男の『絵本平家物語物語』がすばらしいです。(参考:ブログ「ゆうゆうゆうぜん歩録」の「『絵本平家物語』全九巻」)

ひよどり
ひよどり 我が家の庭への訪問者

我が家の小さな庭の侘助の花を目当てにひよどりが訪れます。花を食べるのではなく、花の蜜が目当てのようです。

ところで、『花喰鳥』で検索すると

ササン朝ペルシャでの文様が原型とされていて、花や樹枝をくわえて羽ばたく鳥の図柄。鳥が幸せを運ぶという意味から縁起が良いといわれ吉祥文様として用いられ、日本では正倉院御物や種々の工芸品にみられる

というような解説や、その文様の工芸品等が検索されます。

花蜜を吸うひよどり
体を下向きにして侘助の花蜜を吸うひよどり

検索結果に花喰鳥文様の撥鏤(ばちる)というのがありました。撥鏤とは

象牙の彫り細工のひとつで、象牙の表面を緑色と紅色などに染めて彫り、象牙の地色を文様として浮き上がらせるもの。中国で唐時代に盛行し、日本に、奈良時代頃に伝えられたと考えられている。

奈良の正倉院展とか東京国立博物館とかをよく訪れる人や和服を召す方とかはご存知かもしれませんが、知りませんでしたね。

撥鏤の専門店『音点庵(とんてんあん)』を見ると花喰鳥文様と撥鏤が良くわかります。