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部屋中に乱雑に散らかっている本や雑誌の下の方から、「旅」という雑誌の2008年10月号が出てきました。「五島列島は、まるで異国にようなニッポンです。」と表紙にあるように、特集は五島列島です。五島列島の島々を訪ねる記事の中で特に興味を持ったのは小値賀島(おぢかじま)にある100年の歴史を持つ活版印刷所《晋弘舎》。《晋弘舎》は「しんこうしゃ」と読みます。

ザビエルが長崎・平戸の地を踏んだのが1550年。長い歴史を経て、五島列島には今なお祈りの場として50ものカトリック教会があります。そしてキリスト教の伝来とともに、鉄砲が伝来した事も社会科の教科書でご存知のとおりです。鉄砲と比べるとあまり取り上げられませんが、グーテンベルクの活版印刷術も伝来しています(印刷物による布教が必要ですからね)。因みに西洋外科手術もキリスト教とともに伝来しており、医師アルメイダは1557年に大分に病院を設立しています。この辺の経緯を私は若桑みどりさんの『クアトロ・ラガッツィ 天正少年使節と世界帝国』で知りました。

そういう意味で、小値賀島で100年の歴史がある活版印刷所《晋弘舎》が今も営まられているのは興味深いのです。「デザインのひきだし」という雑誌でも《晋弘舎》がとりあげられた事があったようです。ミシマ社の「ミシマガジン」というサイトで「デザインのひきだし」の編集をしているグラフィック社の津田淳子さんのインタビュー記事があり、小値賀島と活版印刷所《晋弘舎》について少し知る事ができます。昨日のブログで取り上げた「シマダス」もここで知りました。「ミシマガジン」というサイトも面白そう。