正引きH.P. ひゃっほう

ハリー・ポッターの邦訳本、松岡祐子さんの遊び心あふれる訳が所々にあって、「原文はどんな表現なんだろう?」と、Harry Potter本に当って見るのが楽しい。

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の第21章「蛇の目」でロンとハーマイオニーがハリーとチョウの間のexperienceを問う場面で、こんな表現(訳文)がありました。

「それで − えー − 彼女、何を迫ったんだい?」ロンは気軽な声を装ったらしい。
(中略)
「あなた、キスしたの?」ハーマイオニーがてきぱきと聞いた。
(中略)
ハリーは、好奇心と浮かれだしたい気持ちが入りまじったロンの顔から、ちょっとしかめっ面のハーマイオニーへと視線を移し、こっくりした。
ひゃっほう!
ロンは拳を突き上げて勝利のしぐさをし、それから思いっきりやかましいバカ笑いをした。

今回気になったのは「ひゃっほう」の部分です。ここは原文でどういう表現なのだろう?という以上に興味があったのが、日本語の「ひゃっほう」のほうです。個人的には初めて知った表現でしたので。
ちなみに「ひゃっほう」は原文では「HA!」でした。

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