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発表当時着衣の二人の青年と裸体の娘が大きなスキャンダルとなったというマネの『草上の昼食』。マネに関する解説を参照すると、マネの多くの作品で過去の巨匠の作品が引用されていることに言及されており、この『草上の昼食』も作品の構想はティツィアーノの『田園の奏楽』、二人の青年と娘の部分はラファエロの『パリスの審判』を基にしたマルカントニオ・ライモンディの銅版画が引用されていることはよく知られているようです(Wikipediaの「草上の昼食」を参照下さい)。

ライモンディの銅版画の引用に関してはクーリエの連載に面白い話がありました(クーリエは有料サイトですが途中まで読めます)。

マネは前から好きな画家で、昨年末に出版された『エドゥアール・マネ 西洋絵画の革命』を今読んでいます。(以下のこの本の内容紹介)

芸術のルールを根本から変えた過激な画家。

印象派より危険で、ピカソより前衛的。マネを起点に描き出す新たな西洋絵画史

この本によると『草上の昼食』ではパウルス・ポッテルの『若い雄牛』の一部(X字状に交差した木、小鳥、蛙)も引用されているそうです(Wikipediaの「パウルス・ポッテル」の『雄牛』の絵をクリックしてみて下さい。)。Wikipediaの『草上の昼食』の絵をクリックすると「X字状に交差した木」は二人の青年と裸体の娘の左に、「小鳥」は絵の上部中央に描かれて入れるのがすぐ分かりますが、「蛙はどこ?」。今度オルセーに行ったら(いつになるか分かりませんが)、是非「蛙」を見ないと。