緋色の研究

『没後150年 歌川国芳展』が開催されていた時に、『其面影程能写絵 猟人にたぬき/金魚にひごいっ子』を見ていた若いカップル。女性が男性に「ひごいって何?」と聞くと、男性が「鯉の種類かな」というような答えを。え?、知らないの、「屋根より高いこいのぼり・・・」という歌の中にも「緋鯉」って出てくるでしょと思ったのですが、この唱歌、最近ではあまり歌われないのでしょうか?
もっとも、「緋鯉」以外に『緋』が付く言葉はと考えると緋色・緋威(ひおどし)・猩々緋(しょうじょうひ)等になりますから、この歌で緋鯉を知らないと、「ひごいって何?」となってしまうのも無理ないかも。(『其面影程能写絵 猟人にたぬき/金魚にひごいっ子』の「金魚にひごいっ子」は影絵なので、「ひごい=緋鯉」と思いつかなかったのかも知れませんね)

ところで、念のため、「こいのぼり 歌詞」で検索したら、「・・・ちいさい ひごいは こどもたち」なのですね。何となく「緋鯉はお母さん」と思っていましたが。もっとも「おおきな ひごいは おかあさん」という歌詞で歌われる事もあるとか。「こいのぼり 歌詞」での検索では「甍(いらか)の波と雲の波・・・」も出てきました。こちらの「こいのぼり」についてはすっかり忘れていましたが、小学校高学年の音楽の時間に歌いましたね。(この時、「甍」の意味を知りました)

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