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ひとつ前の投稿で羽田澄子さんの最新の映画について書きましたが、羽田澄子さんの代表作『早池峰の賦』を残念ながら観てないのです。

早池峰(はやちね)といえば、タイマグラという地域がある事を知りました。「タイマグラ」とは、アイヌ語で「森の奥へと続く道」という意味で、北上高地最高峰・早池峰の東麓、岩手県川井村にある集落のことを指します。

このタイマグラに奥畑充幸、陽子さん、3人の子どもたちが住んでいます。雪が少なく自然豊かな場所で山小屋をしたかった充幸さんがタイマグラに出会い住み着いたのは20年程前。廃村だと思っていたら近くに向田さん夫婦が住んでいました。夫の久米蔵さんは翌年に亡くなりましたが、妻のマサヨさんにタイマグラでの暮らしを教わり続けたそうです。マサヨさんも2002年に亡くなり、タイマグラの伝承は充幸さんにゆだねられました。その後、タイマグラの環境を価値として共有する住民が増え、今は20人余が住むそうです。

向田さん夫婦の生活は2004年に『タイマグラばあちゃん』として、今のタイマグラに暮らす人々の生活は2009年に『大きな家 タイマグラの森の子どもたち』として、それぞれドキュメンタリー映画になっていますが、残念ながら観ていません。両作品とも今もあちこちで自主上映されているようなので機会があったら是非観てみたいものです。