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今はどうか知りませんが、関東地方の学校の修学旅行の定番といえば、奈良や京都。私の場合は中学は奈良、高校は京都でした。高校の時の京都は3、4人のグループでプランを作って行き先を決めるスタイルで詩仙堂に行った事だけ覚えています。

大学の時、一人旅で京都に行った時は萬福寺、石峰寺、伏見稲荷に行った事を記憶しています。石峰寺と伏見稲荷の最寄駅は京阪電車の隣駅ですし、萬福寺もわりと近くにあるので、まずはこの三ヶ所のどれかに行く計画を立てたのだと思うのですが、三ヶ所のうちのどこが主目的だったかは記憶していません。(いずれにしても定番観光スポットではないですね)

萬福寺は1654年に明より来日した隠元禅師によって建立された黄檗宗の寺で、かつて隠元が務めた福建省の萬福寺を模したため、おなじみの京都の(和風の)寺々とは異なる異国の雰囲気が漂います。(今日、地元の野菜直売所でインゲンを買いましたが、インゲンは隠元が伝えたことに由来します。煎茶を伝えたのも隠元だそうです。)

前々から萬福寺はもう一度行きたいなと思っていたのですが、6月27日に千葉市美術館に『伊藤若冲 アナザーワールド』展を見に行き、その気持ちが強くなりました。若冲は萬福寺の二十世住持伯珣照浩を訪ねたり、二十三世住持蒲庵浄英の肖像(『蒲庵浄英像』)や『黄檗山萬福寺境内図』を描いていますし、親しくしていた大典顕常や売茶翁は、元黄檗僧です。若冲は晩年に京都深草に隠棲しましたが、深草にある石峰寺には若冲が下絵を描いたという石仏の五百羅漢があります。

『京都旅楽(たびたの)ブログ』より萬福寺:http://tabitano.main.jp/7manpuku.html